妊娠出産は望めば誰もが経験できる事ではありません。

運良く妊娠出来ても、出産まで何事も無く辿りつける人は、実は少ないのかもしれません。
妊娠出産は「分からない、知らない」からこそできる事で、「分からない、知らない」からこそ大変な事なのです。

ここで対象になる「分からない、知らない」人とは、知識として妊娠出産を知っているが、何事も他人事で、自由気ままに生きてきた、私の様な人を指します。

妊娠出産のその先にある子育ての想定外の大変さや嬉しさがある事を「分からない、知らない」から高齢出産を選択し、妊娠出産期の過ごし方が如何に大事か「分からない、知らない」から無理をして働き、出産までの3カ月を大学病院で過ごす羽目になってしまいました。

大学病院に入院して驚いたのは、妊婦の気持ちを「分からない、知らない」で業務をこなす医療従事者が実に多い事でした。

突然入院する事になって、冷静な思考回路は停止しているにも関わらず、起こりうる最悪の事態だけは逞しく想像する事のできるトゲトゲした妊婦の気持ちは「分かろうとも、知ろうとも」しない医療従事者が本当に多かったのです。

実家が産院なので産婦人科医のインターンになってみました的な僕、教授回診前にベットに座って待つ様に指示をしにくる院内規律至上主義の看護師、院内パワーバランスゲームに夢中な看護師長、院内不文律を侵さず診察のみを行う主治医、主役の患者様の私はどこですか~?状態です。

まぁ、患者の気持ちにその都度沿っていたら、業務が停滞し、医療従事者の身も心も持たないでしょうが。

大学病院という普通の人には非日常の場所に身を置く人達に、抽象的な気持ちを語っても仕方ないのかもしれないが、妊婦の気持ちをを理解してくれる事で、妊婦の大変さは大分軽減されると感じました。

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